天理市MT様邸

純和風の庭を世帯で共有するゆとりの間取り

2019年08月 竣工

シックな木格子の外観と茶庭のような純和風の目庭を持つMT様邸。一歩入るとクラッシックホテルのようなモダンな内装が広がります。塀ではなく木製の竪格子を採用したのは、既設の庭を景色として活かすためです。木格子は、古くは平安時代から見られるものですが、外からの視線を柔らかく遮りつつ、住み手にとって安心感ももたらし、和のイメージながらモダンな印象も与え、現代の住宅にもフィットする設えです。格子の間から覘く前庭には手水鉢や大きな鉄平石を新たに加え、より庭としての形を整えました。

スタイル 二世帯住宅
テイスト 和風, 和モダン
天理市MT様邸

天井照明はスリット照明を採用しました。
そのスリットは、天井から壁のスリット窓へと移行し、庭の景色を楽しめるように演出しました。

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LDKは、勾配天井を採用したことで充分な天井高を確保しました。そしてLDK側の階段スペースは、モンドリアン調の格子に色ガラスを入れ、デザインと採光を両立させました。このことで、キッチンスペースから、階段の踊り場や2階ピアノ室からの視線が交わせるようになりました。キッチンにいても子どもたちの気配を感じることができます。キッチン上には吊天井を設け、ダウンライトでキッチンとダイニングの明るさを確保。吊天井部分は、上に人工芝を貼り、施主さまお気に入りの作家の作品を飾りました。また、ここから植栽を垂らしてキッチンに彩りを加えています。

天理市MT様邸

ダイニングスペースの吐き出し窓からだけではなく、キッチンスペースの窓からも庭を眺めることもできます。これは、親世帯のリビング、和室からも同様です。庭を世帯間で共有しながら暮らすことで柔らかい繋がりをもたらしています。

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MT様邸は二世帯住宅で、玄関は共有スペースとなります。そのため、玄関ホールは世帯を繋ぐクラシックモダンなデザインを採用しました。目隠しにもなっている柱には二種類の色と質感のタイルを貼る事でシックな意匠を施しました。造り付けの収納や飾り棚、壁紙、和室に繋がるアーチ型引き戸も全体のデザイン演出に一役買っています。

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既設の庭の特性を活かしながら、モダンデザインに昇華させることで、どの世代にも満足できる住まいとなりました。

施工データ

  • 天理市MT様邸
  • 天理市MT様邸

    純和風の庭を世帯で共有するゆとりの間取り

    2019年08月 竣工

  • 施工タイプ

    新築

  • スタイル

    二世帯住宅

  • テイスト

    和風, 和モダン


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