暮らしをデザインする家

周囲にはまだ農地が多く残るK様邸。お子様の誕生をきっかけに家づくりを考え始めました。ご実家が所有していた農地を転用して宅地にしました。転用の手続きに時間が必要だったこともあり、その分、じっくりと家づくりを検討していきました。敷地にゆとりがあるため平屋にすることも考えられたそうですが、ライフプランと照らし合わせ、必要十分な広さが確保できると、2階建てを選ばれました。

玄関ホールとリビングを仕切るガラスの引戸。南からの明るい陽射しがリビング越しに降り注ぎます。

娘さんたちが独立した後のことを考え、1Fだけでも快適に過ごせる生活動線のプランに。だからこそ2Fの空間を最小限にしました。訪れた方に「外から見るより広いですね」とよく言われるのは、主寝室以外の全てのお部屋がつながっている空間構成だからなんですよ。

マイ工務店を知ったのはSE構法から。地震に強い家を建てたいとインターネットで調べていく中でSE構法を知り、さらに奈良県の登録店を検索したうちの１社がマイ工務店でした。ホームページに掲載されていたマイ工務店のモデルハウス兼事務所の写真をふたりとも気に入って、「一度訪問してみようか？」と。その後、見学会にも３回ほどご参加くださいました。

不動産関係の会社で勤務経験があったため、しつこく営業されるのは苦手と感じていた奥様。住宅業界っぽくない眞井社長の雰囲気が、「逆に信用できそう」と思ったそうです。農地転用の手続きなど着工までの時間のゆとりを生かして、内装にマッチしたインテリア家具を、いろいろなショップを巡って検討することができたそうです。キッチンは壁付けに。対面式だとカウンターでキッチンとリビング・ダイニングを仕切るため、開放感がなくなると判断。食器を「見せる収納」にしたいという希望も叶いました。コンセプトは「見せるキッチン。」床はタイル仕上げかモルタル仕上げか検討した結果、モルタル仕上げになりました。パン作りが得意な奥様は、キッチンを検討していく中で、ベーカリー教室を開くことを思い立ち、スペースをアレンジされました。農家であるご主人の育てる野菜を生かしたベーカリー教室を始める予定です。楽しみですね。

最終的には、ダイニングテーブル、ソファ、TVボード、それにブックシェルフをオーダーメイド。統一感のあるインテリアは、落ち着いた空気感を醸し出します。プラン作成にあたっての奥様のいちばんの要望は、効率的な家事動線。「毎日の生活動線を重視した、使い勝手の良い家」にこだわったそうです。

薪ストーブはお二人のたっての希望でした。
床をウッドデッキとつながったコンクリート土間にすることで、掃除も楽に。使い勝手の良い土間のあるリビングは、暮らしをより豊かにしてくれますね。家づくりをはじめるにあたっては、思っていたことをとにかく全て伝えました。 自分たちでは絵にできないから、と。その結果、まさに思い描いていたような家を一発で提案され、さすがに驚かれたようです。

開放感あふれる空間づくりは自然素材の絶妙な組み合わせから。
リビングは木目が美しいオーク材と漆喰の壁で仕上げました。 オーク材は洋酒の樽や船の材料として使われてきたほど、耐久性、耐水性に優れていて傷にも強いのが特徴です。「マイ工務店は自分たちの思いをすべて形にしてくれました。。ダメ元でもやりたいことを言ってみてよかった」と、心から喜びを表現してくれたお二人。娘さんの先生が家庭訪問の際、
「テレビの住宅紹介番組に出てくるような家ですね」と感動してくれたというK様邸。これから健やかに成長していく娘さんたちの、自慢の家が完成しました。